セレクトショップでの本当の商品名の付け方を教えます
商品を販売するときに適当に名前をつけていませんか?商品名の付け方はとても重要です。
商品名をうまく活用すれば、購入確率もぐんと上がって売上げも伸びていきますよ。
ここではセレクトショップで効果的な本当の商品名の付け方を教えます。
さらにオークションや共同購入などでの商品名の付け方もお伝えします。
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はじめに
セレクトショップでの商品名の付け方はとても重要です。
商品名の付け方によっては、売上げが大きく左右してきます。
とは言っても、どうやって商品名を付けたらいいか悩みますよね?
商品そのものの商品名をつけるショップもあれば、
長ったらしい商品名をつけるショップなど、いろいろあります。
ここではさまざまな商品名の付け方を具体的にお話ししていきます。
それではさっそく本題に入りましょう。
商品名の付け方
商品名の付け方にはさまざまなものがありますが、
具体的な例を膝丈スカートという商品を基にいくつかあげてみます。
・価格帯を強調する商品名
・お得感を強調する商品名
・気持ちを焦らせる商品名
・詩のように想像を掻き立てるような商品名
・シンプルで明確な商品名
・SEOを意識した商品名
などがあります。
それぞれの商品名の付け方をもう少し細かくご説明します。
価格帯を強調する商品名
価格帯を煽る商品名というのは、
「価格の魅力を商品名の中に含ませた商品名」のことです。
主にセールアイテムや、見切りアイテムなどに使用します。
例1:早くも値下げ!膝丈スカート
例2:20%OFF!膝丈スカート
価格帯を連想させるというのは、
セレクトショップではけっこう使われるパターンです。
お客様が喰い付きやすいフレーズなので、
商品を見てもらいやすいというメリットがあります。
また人間は数字には目が行きやすいので、
数字を入れることは商品名を付ける上ではかなり効果的です。
しかしあまりにフレーズを多様化すると、ショップの商品全体の質が下がりやすいというデメリットあるので、セール時期だけに使うとか、またはセールコーナーやアウトレットコーナーだけに使うようにしたほうがいいです。
お得感を強調する商品名
商品名に「得を感じさせるフレーズを入れた商品名」です。
何かをサービスするよというような感じですかね。
例1:送料無料!膝丈スカート
例2:限定特価!膝丈スカート
送料無料というと言葉の響きが良く、お客様からもとてもわかりやすいフレーズです。
しかし送料無料というのはセレクトショップだけではなく、ほかジャンルのショップでも同様に行なっていることが多いです。なので、何でもかんでも送料無料のフレーズを使いまわすことは、ほかの商品と混在しやすくなるので避けたほうがいいです。できるだけイチオシの商品や、力を入れている商品に対して使うほうがいいです。
気持ちを焦らせる商品名
購入者の「気持ちを焦らせるようなフレーズを入れた商品名」です。
例1:残りわずか!膝丈スカート
例2:数量限定!膝丈スカート
在庫数があまりない商品で、
今買わないと手に入らないような雰囲気を演出してくれるフレーズです。
お客様の購買意欲を高めるのにはかなり効果的です。
想像を掻き立てるような商品名
キャッチコピー的な要素もありますけど、「着用したときのイメージが湧いてくる商品名」の付け方ですね。
例1:後ろ姿にも差を付ける!スリット入り膝丈スカート
例2:フリル使いで大人のエレガンス!フリル使い膝丈スカート
これはちょっとセンスがいりますけど、個性的に商品をアピールすることができるので、
他店と差別化をしたり、商品の価値を上げたりするのに効果的です。
シンプルで明確な商品名
シンプルで明確な商品名は「とてもわかりやすい商品名」の付け方です。
例1:スリット入り膝丈スカート
例2:フリル使い膝丈スカート
しかし注意しなければならないのは、ここでは膝丈スカートを例にして解説していますが、
シンプル過ぎると商品の盛り上がりに欠けてしまうんですよね。
わかりやすいという反面、ほかの商品名とかぶりやすいことでもあるので、できれば言葉をもうちょっと付け足したほうがいいと思います。
SEOを意識した商品名
SEOを意識した商品名というのは、
「検索キーワードを意識した商品名」の付け方です。
例1:花柄、シフォン、膝丈、スカート
例2:Sサイズ、細め、ストレッチ、膝丈、スカート
キーワードごとに区切りを付けていますが、これをくっつけると、
例1:花柄のシフォン素材が可愛くフェミニンな膝丈スカートという感じです。
例2:Sサイズあり!細めの方でもエレガンス!ストレッチ入りで動きやすい膝丈スカートという感じです。
販売方法による商品名の付け方の使い分け
商品名の付け方にはいろいろあるのはお分かりいただけたと思いますが、
販売方法によっては、商品名の付け方も使い分ける必要があります。
販売方法というのは、通常販売、オークション、共同購入などの販売形式によるものや、
ショッピングモール、オフィシャルサイトなどのように商品を販売する背景もあります。
これらの背景を理解しながら商品名の付け方を工夫することでお客様に注目されるようになりますし、それによって売上げも大きく異なってきます。
これらの商品名の付け方をご説明いたします。
通常販売
通常販売では商品にどれだけ関心を寄せるかがカギになるので、
商品名の付け方はお客様に興味を持ってもらえるようなフレーズを入れることが大切です。
また通常販売では、多くの商品の中のたった一つなので、
先ほどの商品名の付け方でも紹介したとおり、
眼に留めてもらえるような「関心を引き寄せるフレーズを含んだ商品名をつけることが重要」です。
オークション
オークションでの商品名の付け方は、
オークションサイト内で検索してもらえるようにSEOを含ませた商品名がいいです。
そもそもオークションは、多くの場合、オークションサイトでのやりとりになります。
出品者側はオークションサイトで出品しているのが前提で、
落札希望者もオークションサイトで商品を探しているのが前提です。
そのため、オークションサイトの特性上、
数多く出品されている商品の中から「検索に掛かる商品名が大前提」となります。
よくオークションでくどくどと長い文章で商品名を付けている方がいますけど、
くどくど長い商品名はどんな商品か分かりづらいですし、
商品名の中に検索ワードが入っていなければあまり意味がありません。
オークションの場合は、
「シンプルで検索に掛かりやすい商品名にすること」が大切になってきます。
共同購入
共同購入の場合は、共同購入というサービス自体に関心が既に集まっているので、
商品名の付け方としては、「メリットを含んだフレーズ」が重要になってきます。
たとえば、
・70%OFF!+商品名
・順次発送!+商品名
などがあります。
ショッピングモールとオフィシャルサイトの商品名の考え方の違い
ショッピングモールとオフィシャルサイトでは、商品名の考え方に違いがあります。
同じ商品でも商品名そのものが持つ意味合いが異なってくるのです。
ショッピングモールでの商品名とは
ショッピングモールでは、
モールを利用しているお客様を相手にするので、商品の購入率がぐんと上がります。
モール独自の共通ポイントや、購入のしやすさ、信頼、安心感などが購入を後押ししてくれます。
ですが多彩なジャンルのショップと同じシステムを使って同じように運営しているので、商品ページはどうしても似たような構成になりがちです。
またショッピングモールではレイアウトや販売方法などにモールごとでルールがあるため、
「自由度が少ないという欠点」もあります。
しかし、商品ページをどんなに凝っても、お客様が見てくれなければ意味がありません。
その一歩手前の段階で、
「検索されたときの一覧で表示される商品名」がとても大切になってきます。
なので、ショッピングモールでは、
「他社の商品に埋もれないように商品をアピールすること」から始まります。
言い換えれば、「商品名で集客する」ということなのです。
ショッピングモールでの商品名の付け方としては、
ショッピングモール内のワード検索で引っ掛かるような「キーワードを入れる」のは効果的です。
ただし、キーワードを意識し過ぎてあまりだらだら長い文章は避けたほうがいいです。たまにとてつもなく長い文章で商品名を埋めているショップを見かけますけど、あまり長い文章はおすすめしません。
検索一覧で表示されたときに何を売っているのかが伝わりづらくなります。
なので「探しやすくて、わかりやすい商品名」というのが大切になってきます。
オフィシャルサイトでの商品名とは
オフィシャルサイトの場合は、
単独で運営しているこということが大前提なので、
モール独特の共通ポイントや、購入のしやすさ、信頼、安心感などがありません。
そのため、モールと比較すると、商品の購入率が下がる傾向があります。
例えて言うなら、
商店街や繁華街から外れた場所でお店を開いている感じです。
そこで、オフィシャルサイトの商品名については、
あまり深く考えなくても大丈夫です。
むしろ肝心なのは、オフィシャルサイトの場合は商品名ではなく、
お店そのものを知ってもらうことから始まるのです。
「どんなジャンルのお店で、どんな商品を売っているのか」です。
そこで1点気になる問題が出てきます。
集客のためにも、商品名にSEOは意識しなくていいのか?ということです。
そう感じる方もいるかも知れませんが、
オフィシャルサイトの場合は商品名のSEOはあまり意識しなくても大丈夫です。
なぜなら、先ほども説明したとおり、
「どんなジャンルのお店で、どんな商品を売っているのか」を知ってもらうことが重要だからです。
なので、
ショッピングモールとオフィシャルサイトでは「商品名の観点に違いがある」のです。
おさらいすると、
「ショッピングモールは、商品を検索してもらうための商品名が重要」
ショッピングモールでは商品の一つ一つをモール内に分散して集客を図る感じになるので、
モール内で検索されやすい商品名の付け方に工夫する必要があります。
「オフィシャルサイトは、お店を知ってもらうことが重要」
オフィシャルサイトではお店そのものを知ってもらうための集客が必要になります。
具体的には雑誌、広告、Google検索、SNSなどを利用してお客様の集客を図るほうが優先となります。
おわりに
単に商品名と言っても、その販売方法と背景によって商品名の付け方の意味合いが異なってくるということがお分かりいただけたと思います。
これからショップを行う人、またすでにショップで思うように集客ができない人のお役に立てたらと思います。