過敏性腸症候群(IBS)の要因と症状
腹痛や下痢、便秘を引き起こすとされる過敏性腸症候群(IBS)は、
現代社会では過敏性腸症候群(IBS)で多くの人がこの症状に悩んでいます。
最近になって少しずつ知られるようになってきましたが、
ここでは過敏性腸症候群(IBS)の要因と症状をまとめてみました。
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はじめに
過敏性腸症候群(IBS)は、以前は過敏性大腸症候群と言われていて、
大腸の働きに異常を起こす症状だとされてきました。
しかし近年では大腸だけではなく、小腸を含めた腸そのものの異常が認められるようになり、過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome:IBS)と知られるようになりました。
この過敏性腸症候群(IBS)はストレスを受けやすい年代(20代~40代)に多く見られるとされていますが、10代でも発症することは珍しくありません。
現に僕自身も10代で発症をしています。
過敏性腸症候群(IBS)の症状のタイプ
過敏性腸症候群(IBS)の症状のタイプは、主に二つのタイプに分かれます。
・下痢型(下痢を繰り返すタイプ)
・交代型(下痢と便秘を交互に繰り返すタイプ)
※ガス型(お腹にガスが溜まるタイプ)というのがありますが、
厳密には過敏性腸症候群(IBS)ではないみたいです。
過敏性腸症候群(IBS)のタイプはこの二つのタイプのどちらかで、
多くの人は腹痛を伴う下痢を頻繁に繰り返す症状を見せます。
下痢を頻繁に繰り返すと言っても、
数ヶ月の短期的な症状で治まる人もいれば、
何年間、さらには何十年間にもわたり症状が長期化する人もいます。
過敏性腸症候群(IBS)の主な要因
過敏性腸症候群(IBS)の主な要因には、
単に便秘症とか下痢症といったごく一般的に言われる体質的な要因ということではなく、
生育環境、ストレス、気質などが症状を引き起こす要因として考えられます。
しかし現在においても、過敏性腸症候群(IBS)の症状を引き起こす決定的な要因というものは見つかっていません。
ですので、その症状に合わせたお薬と対処療法が主な治療となっています。
またその他の要因として、遺伝、二次障害もあります。
遺伝から考えられる要因としては、
両親、または祖父母からストレスに弱い体質を引き継いでしまうために、
過敏性腸症候群(IBS)になりやすいとされています。
そして、二次障害というのは、
発達障害、双極性障害、不安障害などの障害から派生した二次的な障害として、
過敏性腸症候群(IBS)が起こりやすいとされています。
このように過敏性腸症候群(IBS)の主な要因というのは、じつにさまざまな要因が考えられるのです。
要因として考えられるものをまとめると、
・生育環境
・ストレス
・気質
・遺伝
・二次障害
などがあるとされています。
過敏性腸症候群(IBS)のセルフチェック
・連日のように下痢が続いている。
・突然お腹が痛くなる。
・緊張の場に行こうとする、または行くと腹痛が始まる。
・お腹の張りを常に感じる。
・電車、バス、エレベーターのような密閉された空間で腹痛が始まる。
・排便すると、腹痛は軽くなる。
・排便しても、すぐにまたお腹が痛くなり、トイレに駆け込む。
・水下痢をする。
・下痢、便秘と極端である。
・排便を見ると粘膜状のものが浮いている。
また過敏性腸症候群は国際的診断基準というものがあります。
その内容は、
「腹痛またはお腹の不快感が1カ月に3日以上あり、3カ月以上続く症状」とされていて、
次のうち、2つ以上あてはまる場合とされています。
1、排便すると症状は軽くなる。
2、便秘や下痢といった排便頻度の変化がある。
3、硬い便や軟らかい便といった「便の状態の変化」がある。
これらすべてに当てはまる場合は、「過敏性腸症候群」と診断されます。
こういう人は要注意!
僕は経験者として過敏性腸症候群(IBS)になりやすい人をまとめてみました。
少しでも該当する人は要注意です。
・完ぺき主義である。
・想像することが得意。
・石橋を叩いて渡る性格。
・一つのことに執着しやすい性格。
・几帳面な性格。
・理想が高い。
これらの人は過敏性腸症候群(IBS)になりやすい人を上げてみましたが、
こうして見ると、ストレスとはまたちがった要因もあるのだなということがお分かりいただけると思います。
つまり、過敏性腸症候群(IBS)になりやすい人は、
ストレスだけではなく、このように「気質」も関係してきます。